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Celeron G3900Tのベンチマークと消費電力【更新】

Intel Celeron G3900TにてPCを組み立てましたので、ベンチマークと消費電力を計測してみました。

ベンチマーク

CPU CINEBENCH R11.5 Hyper Pi MHF大討伐
Core i7-6700 9.18 9.173秒 5755
Pentium G4500 3.34 10.763秒 3668
Pentium G4400 3.11 11.423秒 2555
Pentium G4500T 2.86 12.469秒 3408
Celeron G3900T 2.44 14.695秒 2479


計測条件およびPentiumのスコアはドスパラ - パーツの犬のレビューから。Core i7-6700のスコアは今回のテストPCと同構成にした結果です。詳しくはこちらを。

さすがにSkylakeで一番安いだけあってベンチ結果もダントツで低いです。

こうしてみると、

Celeron G3900Tは、Pentium G4500Tと比べてわずかに低いCPU性能とPentium G4400と同程度のGPU性能を持つ

と考えて良いかと思います。

Celeron G3900TとPentium G4400は内蔵GPUにIntel HD Graphics 510、それ以外はHD Graphics 530を搭載しているので、Celeron G3900TとPentium G4400とのグラフィックスパフォーマンスが同じくらいなのは想像できました。


消費電力とCPU温度

ベンチマーク 消費電力(最大) CPU温度(最大)
CINEBENCH R11.5 24.4W 37度
Hyper Pi 19.8W 33度
Prime95 25.2W 44度
OCCT 28.6W 51度
大討伐 28.7W 46度
Prime95と大討伐を同時実行 38.8W 53度
アイドル時 11.7W 29度

Prime95と大討伐を同時実行し、CPUとGPUに最大限負荷をかけても最大消費電力は40W以下、温度も53度以下に収まりました。OCCTを1時間実行しても51度までと非力なCPUクーラーで小さなPCケースの割にはそこそこ低いと思います。

ちなみに同条件でCore i7-6700の計測結果はこちらをご覧ください。


CPU-Zの情報取得画面。アイドル時のもの。

アイドル時のコア電圧は0.72V。最小コアスピードは800MHzで2600MHzまで可変する。

使用感

まだ組み立てて間もないのでそれほど操作していませんが、ブラウジングやブログを書くなど軽い操作では当然かもしれませんがまったく問題ありません。
上記のようにベンチマークソフトで負荷をかなりかけても消費電力は30W台です。参考として、MacBook 12インチのバッテリーが少なくなった状態でACアダプターで充電を行うと30W程度電力を使います。ノートPCを充電する程度の消費電力しかかからないというのはすごいです。もちろん性能もそこそこなので、あまり大きな期待はかけられませんが、普段使いのPCとしては十分だと思いました。
今回、150WのACアダプターを使いましたが、この消費電力であれば、60Wや65WなどノートPCで使われるようなACアダプターでも良いかもしれません。そもそも今回使ったACアダプターは待機時やスリープ時の消費電力が大きめなので、別のものと交換しようかと思っています。
もう少し使ってみて、気になったことなどを追記できたらと思います。


追記

  • Google Chromeブラウザで民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」を開きテレビ番組を視聴するとCPU使用率が55~60%台
  • その状態でテレビ番組を視聴しながら、もう1枚ウィンドウを開き、8ページほど同時に開くとCPU使用率が100%近くなり動画が一瞬カクつくことがある
  • ATP・WTAテニスをネットで無料視聴&録画する方法」にて、動画配信サイトでテニスのライブ視聴中でMicrosoft Edgeを使ってCPU使用率が7%、消費電力は17W台。ブラウザによる動画視聴でもTverと比べて負荷は低い。
  • ChromeとEdgeで合計15枚ほどのページを開きブログを書いている状態で消費電力は17W以下で収まる。使っている液晶ディスプレイはフルHDで10Wほどの消費電力なので、合計でも30W未満。
  • 使用してみて1週間。スリープから復帰時にネットワークが接続できないのが唯一解決できていない不具合。それ以外はかなり満足。このままメインとして使ってもよいと感じるほど。

 

テストPCの構成

  • CPU:Intel Celeron G3900T Skylake
  • CPUクーラー:岡谷エレクトロニクス OFH-A7122EP
  • マザーボード:ASRock B150M-ITX/D3 Mini-ITX UEFI Ver.1.60(記事執筆時最新)
  • メモリー:A-DATA PC3L-12800 DDR3L-1600 8GB 2枚組 合計16GB
  • ストレージ:Crucial M4 64GB SSD
  • PCケース:ASKTech ALTO NT-TX5200(ケースファン:60mm×2)
  • 電源:Abee AC150-AP04AA 150W ACアダプター
  • キーボード:PS/2接続
  • マウス:USB接続
  • 有線LAN接続
  • OS:Windows 7 Ultimate 64bit → Windows 10 Pro(Ver.1511 Build 10586.164)64bitへアップグレード
  • 主なインストールソフト:セキュリティソフト(ESET)

ベンチマーク計測条件

  • CINEBENCH R11.5:CPU測定
  • Hyperパイ:1M桁(1コア測定)
  • MHFベンチマーク「大討伐」解像度デフォルト(1280x720)
  • OCCT:CPU, テストモード:スモールデータで1時間計測
  • Prime95 V.28.5:Small FTTs
  • 消費電力計測:サンワサプライ ワットモニターTAP-TST8


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記事更新履歴

  • 2016年3月12日:使用感の追記、CPU-Z画面追加
  • 2016年3月05日:記事初出

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