映画「ゲッベルスと私」を観る前に、こんなインタビュー記事を読んだ。
監督1人クリスティアン・クレーネス氏
私たちは、ポピュリストに囲まれて生活していると言っても過言ではありません。彼らは、ゲッベルスと同じ手法で私たちを操作しようとします。複雑なテーマについて、あたかも簡単に解決できるかのように、簡素な言葉で語りかけてくるのです。その危険から身を守れるのは、自分自身しかいません。
SNS自体は中立的なものですが、裏で誰がどのように使っているのかを見ないといけません。ポピュリストは往往にして、SNSを使いこなす才能があるので、注意しなければいけないでしょう。
上の発言を受けて、エッセイストのマライ・メントライン氏。
ゲッベルスなら真っ先にツイートしていたんじゃないかなと思います。(会場笑い)
そう簡単に答えを出せないような、複雑な問題でも、まるで簡単に解決できるように語り掛け、自分で考えたくない人々はそれを安易に支持する。
TwitterのようなSNSは短い言葉で語られる。SNSはポピュリストの言説に非常に馴染みやすいということだと思う。