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ハードウェア変更後に使えるWindows10の再アクティベーションツールを試してみた【更新】

「Windows 10」で新たに搭載された「Windows 10を再度ライセンス認証する」ツール「Activation Troubleshooter」(アクティベーショントラブルシューター)を試してみた。Windows 10 Insider Preview Build 14371に実装されている。

このツールを使うと、PCパーツの追加や変更などでハードウェア構成が変更されライセンス認証から外された場合など、アクティベーション関連の問題に対処することができる。Microsoftアカウントにリンクされたデジタルライセンス(デジタル登録情報)をもとに再アクティベートが可能になる。


今回、Windows10 Insider Preview Build 14371をインストールしアクティベーションしていないPCで試してみた。なお、今回MacBook 12インチのBootCampで作業した。


Windowsをインストール後、設定にある「更新とセキュリティ」から「ライセンス認証」を開く。


その中にある「トラブルシューティング」をクリック。
「トラブルシューティング」ツールが起動し問題を確認してくれる。
完了後、ライセンス認証できない場合、下のスクリーンショットのように「このデバイス上のハードウェアを最近変更しました」というリンクが表示される。


「このデバイス上のハードウェアを最近変更しました」をクリックすると、
「Windows 10を再度ライセンス認証する」という画面が開く。

現在ログイン中のMicrosoftアカウント(MSA)でログインしたデバイスが一覧表示される。
この一覧から再度アクティベーションしたいデバイスを選び、「現在使用中のデバイスは、これです」にチェックを入れ、「アクティブ化」をクリックすると再アクティベートができるようだ(今回は元々ライセンス認証前の状態で行っているのでこれ以上は試していない)。


「Microsoftアカウントにリンクしている他のデバイスを確認する」をクリックすると、ほかのPCも表示される。

今回試したのはノートPCだったが、デスクトップPCは「現在使用中のデバイスの種類と一致しません」と表示された。


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アクティベーション・トラブルシュータ―の概要は次の説明が分かりやすい。

アクティベーション済みの『Windows 10 Home』や『Windows 10 Pro』を搭載した機器へのログインに既にMSAを使用しているのであれば、自動的にMSAがリンクされるようになる。これにより、ユーザーはハードウェアの構成変更によるアクティベーションの問題に遭遇しても、Activation Troubleshooterを実行することで、MSAとリンクされたこのデジタルライセンスを用いて、正規のWindows 10搭載機器のアクティベーションを再度行えるようになる。
ZDNet Japan

アクティベーショントラブルシューターは、今年7月リリースのWindows 10 アニバーサリーアップデートに搭載されるはずだ。


追記:自作PCでパーツ変更した際に活躍できるという見方。

Anniversary Updateでは、Activation TroubleshooterによってデジタルライセンスとMicrosoftアカウントがひも付けられるようになった。この仕組みのおかげで、ハードウェア構成の変更後にWindows 10を再インストールしても、Microsoftアカウント経由で自動的にデジタルライセンスが付与され、アクティベーションが可能だ。
例えばWindows 7/8.1からの無料アップグレードでWindows 10を導入しているユーザーは、ハードウェア構成変更後の再インストールでOSのライセンス認証が通らなくなるといった問題に自ら対処できるようになる。内蔵パーツを入れ替えることの多い自作PCユーザーやPC中上級者にとっては、地味ながらうれしい強化ポイントだ。
ITmedia PC USER

追記:実際に検証を行ったかなり詳しい記事が出ている。
私の場合は再認証させる手前までしか試していないが、この記事では実際に再認証を行っている。

(…)Anniversary Updateからは、ライセンスの範囲内でシステムの構成を変更しても、ライセンスがMicrosoftアカウントに紐付けられることで、再度オンライン認証ができるようになる。
(…)今回の検証では、最初システムSSDだけを取り替えて試していたのだが、4~5回変更しても、ライセンス認証は全く外れなかったことも参考までに書き添えておく。
【レビュー】Windows 10に実装予定の新ライセンス認証機能を試す ~パーツ交換を行なっても、オンラインで再認証が可能に - PC Watch

「ライセンスの範囲内でシステムの構成を変更」した場合とことわっているが、自作PCでパーツ交換をした際にかなり使えるツールとなるはずだ。

その他、関連記事もご参照のほど。

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記事更新:2016年7月2日
記事初出:2016年6月26日