Apple Musicには、個人とファミリーの2つのメンバーシップがあります。
- 個人:月額980円(933円※)
- ファミリー:月額1480円(1410円※)
※6/25時点で変更された価格(詳しくはこちら)
ファミリーメンバーシップは、最大6メンバーまで利用できます。
6人で共有できれば、1人あたり約247円。5人で1人あたり約300円。
3人でも1人あたり約500円でAppleの用意した楽曲のすべてを聴くことができます。
単純計算で、
ファミリーメンバーシップを2人以上で利用すれば、
それぞれが個人で契約するよりも安上がりになります。
ファミリーメンバーシップ、かなり魅力的ですね。
ファミリーメンバーシップは、「ファミリー共有」を使用するようです。
というわけで、以下、「ファミリー共有」について調べてみました。
ファミリーメンバーシップ
音楽の世界のすべてを、家族のみんなに。
最大6人のメンバーが、それぞれのデバイス上で
Apple Musicに好きなだけアクセスして
楽しむことができます。
Appleサポートページを中心に調べましたが、Apple Musicの開始前の情報のため、今後後変更される可能性があります。
その場合はこの記事も追記変更していこうと思います。
かなり分かりにくい「ファミリー共有」
ファミリー共有については、Appleも多くのページを用意して説明しています。
逆に言えば、それだけ分かりにくいのでしょう。
ファミリー共有は、別々のApple IDを持つ家族1人1人が、音楽、映画、アプリ、電子書籍、写真、位置情報、カレンダーなどを共有できます。
支払先は1つに集約できます。
子どもの購入を保護者が承認するかたちを取ることもできます。
あなたの家族が最大6人まで、アカウントを共有することなく、iTunes Store、iBooks、App Storeから購入したコンテンツを共有できるようになります。家族みんなの買い物を一枚のクレジットカードで支払うことも、子どもたちによる購入を保護者のデバイス上で承認することもできます。
「ファミリー」という名称から家族で使うことを想定されています。
アカウントに設定した年齢で大人と子供を区別しています。
デバイスの管理
最大6人で、「1つのアカウントにつき最大10台のデバイス (コンピュータはそのうち5台まで) 」を利用できます。
また一度アカウントに紐付けたデバイスは、90日間は別のアカウントに変更できないという制限があります。
関連付けられているデバイスを iTunes で管理する - Apple サポート
現在自分が利用しているデバイスは、iTunesから確認することができます。
個々のアカウントがそれぞれ10台のデバイスを関連付けさせコンテンツを利用できるので、普段の使い方ではまず困ることはなさそうです。
管理者の設定とグループの管理
メンバーの1人をファミリーオーガナイザー(管理者)に設定し、他の5人のメンバーを招待・管理します。
ファミリー共有に必要な環境
- Apple ID(iCloudおよびiTunesで利用しているもの)
- iOS 8/OS X Yosemite
ファミリー共有のグループを作る/グループに参加する - Apple サポート
共有できるものとできないもの
「家族が購入したすべての曲やアルバム、映画、テレビ番組、ブック、および App」を共有できます。
また「iTunes in the Cloud で利用可能なコンテンツのほとんどを共有できます」。
「ほとんど」といっているので、当然例外もあります。
共有できないコンテンツ
- iTunes Store 以外から iTunes Match に追加した曲
- App 内で購入したコンテンツ
- iTunes Store で現在販売されていないアイテム
- 非表示になっているアイテム
- 共有不可の App
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位置情報の共有
コンテンツということから、アプリ、音楽などを想像しますが、
ファミリー共有では、位置情報も共有できます。
もし、メンバーに自分の居場所を知られたくないなら、位置情報の共有を無効にしておく必要があります。
ファミリー共有グループに参加する際に、自分の位置情報を家族と共有するかどうかをたずねられます。ここで共有に同意すると、家族の方の iOS 8 搭載デバイスの「友達を探す」とメッセージに、あなたの位置情報が表示されるようになります。共有しているデバイスの位置情報は、家族のデバイスの「iPhone を探す」にも表示されます。ほかの家族の方が位置情報の共有に同意している場合は、こちらからもデバイスで上記の App を使って、家族の位置情報を確認できます。必要に応じて、位置情報の共有元にするデバイスを選択できます。
ファミリー共有の注意点
共有すると困る可能性のあるのは、
- アプリ
- 位置情報
- 写真
などではないでしょうか。
どんなアプリを購入・ダウンロードしているかで、個人の趣味・趣向を表す可能性があります。
どこにいるのか分かることで、秘密にしていたことや行動パターンを把握できる可能性があります。
こんなアプリをインストールしているんだ!?
こんな場所に行っているんだ!?
というようなことをメンバーに知られてしまうかもしれません。
そうしたことが心配なら、アプリと位置情報の共有は無効にしておくべきです。
写真もまたプライバシーを表すことがあるため、みんなに見られたくない写真は慎重に管理するしかないでしょう。
Apple Musicで「ファミリーメンバーシップ」を選択する場合、この「ファミリー共有」のメンバーで加入することになります。
アプリや音楽を共有してきたのと同じように、Apple Musicで聴いた曲のリストなども共有できるようになるのかもしれないですね。