Siriは、非常に便利な音声アシスタントです。
ときにはあたなのおしゃべりにもジョークを交えて付き合ってくれます。
実は、SiriはiPhoneやiPadの電子書籍も朗読してくれます。
ただし、あまり大きな期待は寄せないでください。
使い方
iBooksやKindleなどの電子書籍で利用できます。
電子書籍を開いたら、
画面の上から下に2本指でスワイプしてください。
画面読み上げメニューが開きます。
使い方はシンプルです。
再生・前に進む・戻る・再生速度を下げる・上げるボタンがあります。
使わない時は最小化させておくか、メニューを終了させます。
たいていのものはなかなかスムーズに読んでくれますが、
いくつか気になったところを挙げておきます。
Siriは、ふりがなをまったく完全に無視してくれます。
たとえば、古文。
現代の言葉しか使わない私たちにとっても難しい言葉や読みがありますが、
Siriももちろん読めません。
しかし、まったくお構いなしで、自分だけが正しいと信じているがごとく、
堂々と読み上げてくれます。
したがって、古文や古典文学は、読んでもらっても非常に分かりにくいです。
そもそも正確に読んでもらっても字面が思い浮かばない(上のテキストは古事記ですがフリガナがあっても意味が良く分からないかと)でしょうから、自分で見て読んだ方がいいです。
また、マンガのように文字がテキストではなく画像の一部になっている電子書籍も読んでくれません。
現代の小説であれば、かなり正確に読みあげてくれます。
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日本語のテキストでも英語交じりの文章はなかなか興味深いです。
アルファベットで書かれた文章やURLなど、完璧な発音で読んでくれます。
正直聞き取れないほどネイティブな発音です。
英語の発音を確認したり、リスニングを勉強するのに、意外な見方となってくれるのではないでしょうか。
設定では、英語だけでも米国、英国、オーストラリア、アイルランド、南アフリカが用意されています。
さらに、英語の他にも、フランス語、ドイツ語、中国語、ロシア語、スペイン語、イタリア語など多くの言語もあります。
各言語で高品質を選択することも可能です。
アメリカ英語の場合、高音質の1つ「Alex」を選ぶと、自然なトーンでしゃべることができるようになります。
iBooksやKindleには無料で英語やその他の言語のテキストがたくさんあります。
英語のテキストをSiriに読ませれば、お金をかけずにリスニングの学習ができちゃうかも。
とはいえ、過信は禁物。
日本語の場合と同様に、英語でも発音は大雑把のようです。
とくに小説などの会話部分など、2人の会話が続いているとして、どっちがどっちかわからなくなります。
会話の表記に句読点がないからかも。Siriはダダダッと続けて読んでしまうのです。
Siriの音読はバックグラウンドでも動作するので、
他に作業している間に読んでもらったり、寝る前に子守歌代わりに使うなど、いろいろ活用できるかと思います。