SanDisk Extreme(サンディスク エクストリーム)USB3.0 フラッシュメモリーをアマゾンで購入しました。他に比類なき性能を誇る超高速なUSBメモリーです。
ベンチマークと合わせてレビューします。
購入したのは容量64GB、型番は「DCZ80-064G-J57」で国内正規品です。同モデルは輸入品の「SDCZ80-064G-G46」もあります。
国内版は輸入版と比べ価格は上がりますが、メーカー無期限保証がうたわれており安心です。
使ってみた感想は、とにかく速い!
Windows PCとMacBookで使っていますが、リード最大250MB/s、ライト最大180MB/sを記録しました。
Windows 10とOS X El Capitanのインストール用USBメモリーを作成とインストールするために主に使用していますが、あっという間に作業が完了します。
これまでUSB3.0対応のUSBメモリーを何本も使ってきましたが、価格の安いものだったので速度はさっぱりな状態でした。
しかし、SanDisk Extreme SDCZ80は次元の違う速度で何でも高速にこなしてくれます。
12インチMacBookはUSB-Cポートが1基しかなく、USBメモリーを使っている間は充電できません。
速度の遅いUSBメモリを使ってインストールメディアを作成していると、それだけですぐにバッテリーが減ってしまい、いざMacBookにインストールする前に本体をまず充電しなければなりませんでした。
しかし、SanDisk Extremeならインストーラーの作成はすぐに完了し、インストールも超高速です。
この差は劇的であり、言葉で表す以上のインパクトがありました。
もう他のUSBメモリーには戻れなくなりそうです。
USBメモリーの速度で不満があるなら、MacBookでバッテリーを気にせず利用したいなら、絶対おすすめです。
SanDisk Extreme DCZ80-064G-J57
届いたのは簡易パッケージ。
生産地は中国、パッケージは日本となっていました。
中には裸の状態のUSBメモリー、保証書、レスキュープロ・デラックス1年間ライセンスが同梱されていました。
レスキュープロ・デラックスは、データ復旧用ソフトとのこと。
WEBサイトで同梱されたシリアル番号を使いアクチベーションすることで利用できます。
その他、SanDisk Secure Accessも利用できます。
SanDisk Extreme SDCZ80の外観は、USBコネクタを出し入れできるタイプのごく普通のUSBメモリーです。
非常に軽量でほんとに中身が入っているのかと思うほどですが、他のUSBメモリーもほとんど外装の重さのちがいほどしか感じないので、そういうものなのでしょう。
最大245MB/秒の読取り速度と最大190MB/秒の書込み速度というのが、このSanDisk Extremeの最大の特徴です。メーカーサイトを見ると早速Windows 10にも対応しています。その他、Windows 7/8、OS X 10.5以降をサポートしています。
手元に会った他社のUSBメモリーと比べて見ると、こんな感じ。
SanDisk Extremeはさすがに少し大きいです。
写真は上から、SanDisk Extreme SDCZ80、バッファロー製USB3.0メモリー、Team製USB3.0メモリー。
12インチRetina MacBook(Early 2015)に接続した様子。
Apple純正のUSB-C -USBアダプタを介してSanDisk Extremeを接続しています。
それでは次にSanDisk Extreme SDCZ80のベンチマーク速度を見てみましょう。
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SanDisk Extreme SDCZ80のベンチマーク
SanDisk ExtremeにはWindows 10のインストールメディアを保存してある状態でテストしています。したがって、素の状態よりも速度は遅くなるなるかもしれませんが、より実際の使用に近い環境でどのくらい速度でが出るのか知る目安になるかと思います。
まずは12インチMacBookで計測。
Blackmagic Disk Speed Test 2.2.2で計測しています。
リード250.5Mb/s、ライト172.9MB/sという結果でした。
公称値はそれぞれ245MB/s、190MB/sですが、それにかなり近い実測値となりました。
続いてWindows PCで計測。
Windows 7 64bitでCrystalDiskMark 5.0.2 x64を使用しています。
なお、Windowsではリムーバブルディスクとして認識されました。製品によってはローカルディスクとなる場合もあるようです。
シーケンシャルリード196.3Mb/s、同ライト189.9MB/sでした。
リード速度が振るわなかったのはWindows7だったからかも。Windows8やWindows10ではもっと速度向上があるようです。とはいえ、ライトが公称値の190MB/sとほぼ同じだったのは驚きです。
ちなみに、バッファロー製USB3.0メモリー 16GBのスコアは次の通り。
リード93.35MB/s、ライト11.82MB/sという結果でした。
リードはそこそこ速いですが、ライトは低めでした。
シーケンシャルもランダムも、ライト速度において、SanDisk Extreme SDCZ80とは雲泥の差がありました。
USBメモリーにWindowsやOS Xのインストールメディアを作成していて、普通のUSBメモリーがもの凄く遅いと感じたのは、この速度差が原因なのでしょう。一方、作成の終えたインストーラを使ってインストール作業するだけならそれほど大きな差は出ないかもしれません(とはいえSanDisk Extremeの方が高速なのは言うまでもありませんが)。
USBメモリでインストールディスク作成やインストール作業が劇的に改善
今回、Windows 10とOS Xのインストーラの作成を数十回行いましたが、SanDisk Extremeと他のUSBメモリーとでは作業効率がまったく異なりました。
何を行っても、SanDisk Extremeはすべて高速で、ストレスを全く感じませんでした。
数十回も何でインストーラを作るのかといえば、Windows 10だけでも32bitと64bit、HomeとProで4種類あります。その前にはInsider PreviewのISOが何度か新しいバージョンが出ていました。これらの新規インストールに加えて、Windows7や8環境からWindows10へアップグレードを何度か試すために、Windows7//8.1のインストールディスクも作成する必要がありました。OS XではOS X YosemiteとOS X El Capitanでそれぞれベータ版があり、それらをテスト環境にインストールしています。
こうした作業もSanDisk Extremeなら十分対応できます。欲を言えばもう1本欲しいくらいです。
高速なUSBメモリーはノートPCのバッテリーにも優しく、特にUSBメモリーと充電を同時にできない12インチMacBookのような環境ではほとんど必須ともいえるアイテムです。まちがいなく今年自分で購入した周辺機器やアクセサリーで満足度第1位になるかと思います。
これからUSBメモリーを購入するなら、少し高くともSanDisk Extremeをおすすめします。国内正規品は高めですが、無期限保証付きであり故障した際もサンディスクが交換品を発送してくれるはずです(もし壊れたら、そのやりとりを追記したいと思います)。