Macのストレージに新たに別のパーティションを作成し、そこにOS X El Capitanなどパブリックベータ版OSをインストールする方法と、自分で行った際につまづいたことを紹介します。
大まかな手順としては、
- 空き容量を確認
- 現在のバックアップを保存
- パーティションを作成
- ベータ版をインストール
という流れです。
なお、OS X Yosemiteでは一度作成したパーティションサイズの変更や削除がデフォルトの状態ではできません。
回避方法はあるのですが、それを知らないと後で慌てることになります(自分がまさにそうでした)。
最後まで確認してから、試すことを推奨します。
私はここで失敗し、システムを再インストールする羽目になりました。
空き容量の確保とバックアップ
ベータソフトをインストールしたいストレージの空き容量を確保しておきます。
OS X El Capitanの場合、40GB以上を推奨、最低20GBです。
次に現在のシステムのバックアップを取っておきます。
「Time Machine」を使って行いました。
これで事前準備完了。
次にMacBookのSSDに新しいパーティションを作成し、そこにOS X El Capitan Public Betaをインストールします。
次の作業に進む前に、
を最初にご覧ください。
手順として最後になっていますが、後で後悔したくない方はまず確認しておいてください。
パーティションの作成
アプリケーション一覧から「ユーティリティ」を起動。
「Macintosh HD」の「パーティション」を選択し、左下の「+」ボタンをクリック。
パーティション情報で、
- 名前:好きな名称「El Capitan」など
- フォーマット:Mac OS 拡張(ジャーナリング)
- サイズ:El Capitanは最低20GB以上、40GB以上を推奨
を入力。
サイズは左側の水平バーをドラッグして変更。
最後に「適用」を押して完了。
パーティションを作成してもよいかを聞かれるので、
問題なければ「パーティション」ボタンをクリック。
以上で
MacBookのSSDに新しいパーティションが作成されました。
OS X El Capitan Public Betaをインストール
OS X El Capitanのパブリックベータ版をダウンロードします。
パブリックベータ版は7月以降、Apple Beta Software Programメンバーに公開予定です。
とりあえず、OS X Yosemite Public Betaをインストールしてみました。
バージョン10.10.4(14E36b)です。
手順としては、まずOS X Yosemiteを別パーティションにインストール後、それを10.10.4 Betaにアップデートするようです。
というのも、深く考えずにメインの方にアップデートを適用してしまい、後になって気づきました。
【注意】パーティションサイズの変更や1つに戻す方法
パーティションサイズを変更したり、今回のように2つに分けたのを1つに戻すには、
論理ボリュームを物理パーティションへ戻す作業が必要になります。
これはOS X Yosemiteでデフォルトになった「Core Storage」というフォーマットが関係しているようです。
やり方は、次のサイトなどを参考にしてみてください。
- 新・OS X ハッキング! (129) Yosemite使いは知っておくべき「Core Storage対策」 | マイナビニュース
- [Ł]Macでパーティションが戻せない!と困っている人たち全員に読んで欲しい記事(論理パーティションを元に戻す方法)
- Yosemiteのクリーンインストール時にディスクエラーになりインストール出来ない時の対処方法
リスクを伴う作業であることが上記サイトを読むと分かるかと思います。
OS XのTipsについては下記もご覧ください。