Mac OS XでInternet Explorer 11(IE11)を使う方法です。
OSXDailyの記事を参考に、OS X El CapitanをインストールしたMacBook 12インチRetinaディスプレイモデルで試してみました。
無料で取得できるMicrosoftアカウント(outlook.comやHotmailなどのメールアドレス)さえあれば費用は一切かかりません。
要するにリモートデスクトップアプリを使うのですが、サーバーを立てるわけでもなく必要なのはクライアントアプリだけで誰でも簡単にできると思います。
Parallels DesktopやVMwareなど仮想ソフトを使わずに手軽に利用できるのが最大のメリットかも。
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今回試した環境は、
- OS X El Capitan
- 12インチ MacBook Retinaディスプレイモデル
です。
MacでIEを使う必要性がどのくらいあるのかは不明ですが、インターネット環境とMicrosoftアカウントさえあれば簡単にできます。
最初に、Microsoftのmodern.IEサイトを開き、Microsoftアカウントでログインします。
次に、利用するロケーションを選択します。北米東部か西部、ヨーロッパから選択できます。日本からはどこでもあまり変わらないかと思ったので、とりあえず米国東部(East US)を選んでみました。
次に、Microsoft Remote Desktopをダウンロードするように促されます。指示に従いダウンロード・インストールします。
これで準備完了です。
Microsoft Remote Desktopを起動します。
右上の「Azure RemoteApp」をクリックします。
ここで再度Microsoftアカウントのサインインが求められるかもしれませんが、それを済ませると上のスクリーンショットのようにIEが表示されると思います。IEなんですが「EdgeHTML」と表示されています。Windows10で登場した新ブラウザMicrosoft Edgeのことでしょう。新しいレンダリングエンジンEdgeHTMLを使っているということなのでしょうか。
あとはダブルクリックか右クリックで「Start」を選択すればInternet Explorer 11が起動します。リモート環境で行うため起動するまでには時間がかかる場合があります。
ソフトをMacに保存しているわけではないので、起動するたびに常に最新バージョンのIEが利用できます。
ついでにIE12も利用できるといいのですが。
試した環境ではやはり動きにもたつきがありました。MacBookのパワー不足という感じはないと思いますが、遠隔操作で利用しているのに加えてロケーションが的確でないのも原因かもしれません。常用できるレベルではないと感じましたが、どうしてもMacでIEを使いたい場合に覚えておくと便利だと思います。
なお、上記modern.IEでログインせずにMicrosoft Remote Desktopアプリでログインすると、Excel 2013、PowerPoint 2013、Word 2013、Paintなどを試用することもできます。