Google Chrome、Internet Explorer、Microsoft Edge、Opera、Firefoxの各ブラウザでどのくらいバッテリー駆動時間が異なるのか、Digital Citizenが興味深いテスト結果を公開しています。
ブラウザによってノートPCやタブレットPCのバッテリー寿命が異なることを確認できると思います。
結果を先に言えば、対象の3台のPCで、Chromeが最もバッテリー駆動時間が短くなりました。一方、IEやEdgeは最もバッテリー駆動時間の長いブラウザとなりました。Surface Pro3の場合、約1時間もの違いがありました。
バッテリー駆動時間を延長させたい場合のブラウザ選びの参考になると思います。
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テスト環境を確認しておくと、
テストブラウザはその時点での最新バージョンです。
- Firefox 41
- Google Chrome 46
- Opera 32
- Microsoft Edge 20
- Internet Explorer 11
テストPCは次の3台。いずれもWindows10をインストールしています。
- ASUS ZenBook UX305F
- Surface Pro 3
- Toshiba Portege Z20t-B
Surface Pro3は約1年間使ったものでそれなりのバッテリーのへたりがある状態です。その他の2台は使用期間数日の新しいマシンとのこと。
テスト対象のウェブブラウザは、アドオンやツールバーなどを何も追加していないデフォルト設定のままです。
3台のPCは、ノンストップのブラウジングセッションをテストするために、バランスパワープランにし、画面がオフにならないように設定してあります。そして、バッテリーが切れるまでスリープしないようにしてあります。テストにはPeacekeeper battery testが用いられています。各デバイスでそれぞれのブラウザのテストを2回ずつ行い平均を出しています。
いよいよバッテリー駆動時間のテスト結果ですが、ここでは日本でも発売されているSurface Pro3の結果を中心に見てみます。
Surface Pro 3のバッテリー駆動時間テスト
テストしたSurface Pro3(Core i5-4300/256GB SSD)は1年以上使用したものです。新品であれば更にバッテリー時間は長くなるでしょう。
結果として、Internet ExplorerとMicrosoft EdgeはGoogle Chromeと比べて更に1時間のバッテリー駆動時間を得ることができました。
具体的には、IEが約3.5時間、Edgeが約3.4時間、Firefoxは約3.3時間、Operaは約2.7時間、最下位のChromeは約2.5時間でした。最上位のIEと比較してChromeは1時間バッテリー寿命が短いということになります。
他の2台を見ても、IEやEdgeが最も優秀な結果で、Chromeが最も悪い結果でした。
今回のテストの結論として、バッテリー駆動時間をできるだけ長くしたいのなら、Internet ExplorerとMicrosoft Edgeが最高の選択肢となりました。
Source:Digital Citizen